社交ダンスではなくコロリ神社の事を

　ころり三観音　

　コロリ神社

　ぽっくり神社

 

全国に色々有るようですね。

十五年以上前に母と叔母を連れて
『ころり三観音参拝の旅』に出掛けました。

会津方面に出掛けて行きましたが
地元に着いて傍の駄菓子屋さんで訪ねました。

「コロリ神社はこの近くですか」

帰って来た返事は
「そんな所知らないよ？」でした。
お婆ちゃん達３人がお茶していたので
お年寄りなら解るだろうと聞いた次第ですが。

大雑把な住所を伝えると直ぐに解ってくれましたが
その頃は、地元の方でさえ知らないくらいでした。

他の２箇所もやっと見つけて帰ってきましたが。



この三観音をお参りして、三回訪れてお参りすると言う事でした。

「ぽっくり死ぬ」という願いを成就させようという信仰は全国各地にありますが、
会津地方には「会津ころり三観音めぐり」という信仰があり、
三つの観音様にお参りすることで
長患いすることなくコロリと極楽往生できるとされており、
多くの人たちが満願成就のために訪れています。

５年掛けてでしたが三回訪れてお参り出来ました。
三回目の時は観光バスが来ており
観光名所になっていました。
初めての時は誰もいなくて閑古鳥が鳴く状態でしたが
５年の間に変わって、神社の様子も様変わりしていました。

我が地方にもあると言う事でしたが、
その頃は、知るよしも無く東北まで足を運びましたね。

実際には解りませんが
母は９０歳まで仕事を手伝ってくれていて
前の日も仕事を熟してくれていました。

朝の何時の時間に起きてきませんので
様子を見に行くと亡くなっておりました。

さぁそれからが大変です
救急車やら警察やら連絡して
刑事さんが３～５人で色々と・・・
丸１日かかりました。

母は血圧が高いくらいで
病院通いもしていませんでしたから
色々と大変でした。

でも父が亡くなったときは
病院に行って来ると言ったきり緊急入院で
保って３ヶ月と言われ
病魔に冒されて死ぬほどの痛みと闘い
何もしてあげられない悲しみで
家族全員が途方に暮れましたね。
父は享年６５歳で入院３ヶ月後に亡くなりました。

其れを思うと
苦しまずにコロリと旅だった母
本人も願い通りだったし
残された家族のことを思うと
家族に対しても優しさを願っての

『ころり三観音参拝の旅』
に連れて行ってと言った
母の気持ちを思うと、只々感謝でしか有りません。

母の日頃の言葉
「私が亡くなったときは、簡単な葬儀にしてね」
でした。

父が亡くなったとき
お通夜と告別式で９００人近くの方が見えて
２００人ぐらいの見通しでいたため
お返しも何もかも用意が出来ずに
てんやわんやの大変なでした。
その時の事を思い出しては
日頃でも良く口にのぼせていました。

子供孝行な母でした。

今回、記事にしようと思ったのは
自分自身も歳を重ねてきて、人ごとでは無いし！！
姉（長女）も今年初めに亡くなり

『ころり三観音参拝の旅』を自分のために出掛けようか？
そう思った次第です。

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