父母の思い出を

プロレスが大好きだった父
金曜日の午後８時のテレビ中継を見る為に
街の中で数軒しか無いテレビを買って
金曜日のこの時間になると
ご近所の方達が集まってテレビ鑑賞。

車も町に数台しかない頃に買って
（記憶ではミゼット・三輪車）
バイクは陸奥？に乗って
仲間とツーリングに行ってました。

そう言えば、人が必ず集まっていましたね
夜になると食事時には大家族。
家族の他に必ず４～５人はいました。

お酒は一滴も飲めずに
振る舞い酒が好きで毎日ワイワイガヤガヤ。
頑固者で、何時も怒っていた記憶があります。

プロレス中継のある日や
仲間が夕方に集まってくると
機嫌が良いので
母は人が来てくれるのを喜んでいました。

母はアル星が小学生の頃は
毎日着物を着ていましたね。
母は着物姿が残っています。

母と父が社交ダンスを始めたときも印象に残ってます。
我が家に仲間を集めて
小柳ルミ子さんの瀬戸の花嫁でルンバを踊っていたのが懐かしいですね。

二人してダンスに夢中になり個人レッスンに通っていましたが
父はダンスパーテーでは、一度も一緒に踊った事は無買ったようです。
何のためにダンス習っているのか？
踊らないならば付いてこないで
一人でパーティに行かせてよ！！
よく母が言っていましたね。
父は壁の華ならぬ
壁のシミを通した見たいです。

母は詩吟、民謡、三味線、日舞、社交ダンス、カラオケと
我が家に先生を呼んで、仲間を集めて長年楽しんでいました。
元来、人を呼んで楽しむ事が好きだったようです。

母には一杯、苦労掛けてしまいました。

小学５年生の時上級生３人と喧嘩をして

（１対３）負けて

顔を腫らして１ヶ月腫れが引かなかったことや
中学生の時に
学校に数え切れないくらい呼ばれて
其れも何時も校長室。

先生曰く
『上のお姉さん達は優秀なのに・・・』
が決まり文句でした。
校庭に半日も立たされたり
やんちゃをして迷惑掛けてしまいました。

高校生の時には、修学旅行先の兼六園で都立高校の生徒１０数名と（２対１５名）喧嘩をして此方が二人に対して刃物を出してきて、警官が来て収まったりと、色々有りました。

（パトカーに乗せられたのが初めて）

この時も大立ち回りした所為か、夜に熱を出して心配掛けたりと、どうしようも無い餓鬼でしたね。

隣町の高校の文化祭に出掛けたとき

朝鮮高校と国士舘の生徒が絡んできて此処でも喧嘩、校門の前で大げんかでした。

この時も此方３人に相手が５人、相手が怪我をしてしまいましたので、この時もパトカーで。

母が引き取りに来てくれました。

後日談ですが

この時の朝鮮高校の生徒が、１～２週間駅に集団で出張ってきて「ＸＸの空手をやっているＸＸ」をと探していたようです。

電車通学では無かったですから、駅には行かなかったから知りませんでしたが、態々毎日東京からご苦労様でした。

（この時も喧嘩相手は東京の人でした）

父は６０歳を過ぎて
リンパ腫であぁっという間に亡くなって仕舞いました。
葬儀にはお通夜だけでも５００人の方が弔問にいらして
告別式には３００名と、広い付き合いをしていました。

その後を継いだアル星大変でした。

せめて父の歳までは生きていたいと願っていましたが
何時の間にか越してしまいましたね。

母は９０歳で心筋梗塞で突然の他界
母の歳まで元気で生きなければとは思いますが
果たして如何な者か・・・

お盆の今、
ダンスの事を書こうとしていましたが
父と母の思い出話になって仕舞いました。

偶にはね
父さん
母さん