2019三笠宮杯を振り返って
昨日
私達にとって4度めの
（ところどころ見えました！）
三笠宮杯全日本
PDダンススポーツ選手権大会が
幕を閉じました。
前回のブログで
今年もあのドライアイスアーチを
絶対にくぐりたい‼️と
書きましたが
願いは叶わず
準決勝で敗退してしまいました。
まずは
会場で背番号や
『高橋！』
『高橋先生！』
『カズーユキー！』
『ゆーりー先生！』
など
たくさんの声援をいただいたことに
心より御礼申し上げます。
（ところどころ見えました！）
今思えば
そのコールが聞こえていたのに
それに応えられるだけの気持ちの余裕がなくて
気持ちばかりが急いていたのかもしれません。
なんてもったいないことをしたんだろうと
悔やんでも悔やみきれません。
今年の三笠宮杯を振り返ってみると
今年はこの日が来るのが
怖くて仕方がありませんでした。
私達にとっても
PDにとっても
今年4回めの大会
過去3回は
運良く決勝ラウンドを踊ることができました。
初年度から
PDのファイナル登場シーンには
名物になりつつある
あのドライアイスのアーチ
初めてあのアーチの向こう側を見たとき
どうにかなってしまうんじゃないかと思うほど
胸が震えて
長い競技人生の中で
最高の瞬間を手にすることができました。
毎年毎年
ギリギリの6位でしたが
決勝ラウンドの発表の時は
心臓が飛び出るのではと思うほど緊張して
番号を見つけた時の感動は
3年経った今でも
忘れることができません。
今思えば今年の三笠宮杯は
やはり今までとは違っていたんです。
10月のPDグランプリカップ北海道
この大会より山本組が
全日本戦に本格復帰してきました。
この北海道は
正直かなり厳しい試合になると思いながらも
6月の愛知での自己ベストを信じ
恐怖心と闘いながらも
強気で臨もうと頑張りました。
ですが結果
PD設立当初から
ずっと守ってきた決勝の舞台
初めて外から見る事になってしまいました。
そのことから昨日までの間に
今まで考えなかった自分の引き際を
初めて真剣に考えました。
自信をなくしていたんです。
辞めるなら
もう一度
三笠のあの舞台で
アーチをくぐって辞めたいと
本気で思いました。
もう多分
この時点でチャレンジャーでは
なくなっていたんですね。
長いこと
7位8位の選手に
僅差で追われていた身ですから
いつだって怖くて怖くて
その恐怖心と闘うことに
疲れてしまった
でも
引退を決めるには
心の準備が足りなくて
三笠の前に
現役続行を決めました。
それなのに…
昨日は
入場口に集合した時から
もう
涙をこらえるのに必死で
馬鹿みたいですよ
引退試合でもないのに
泣きそうなんです。
少しでも引退を考えたからなのか
いや多分そんなんでしょう。
これほんとに引退試合だったら
泣きながら踊る様だわ
そう思いました。
これから決勝を奪い取ろうとしてる人が
こんなことじゃ
ダメですよねえ…（笑）
まあ
少し笑い話にできるようになってきた。
こうして書いているうちに
気持ちの整理がついてきてるのかな（笑）
大事な試合だから
いつもどおり
いつもどおりと思いながらも
やっぱり逃げたかったんだろうなあ…
自分を信じられないから
高橋を100パーセント信じてみようと。
今まで一度も信用したことないのに（大笑）
馬鹿だった…
今だからわかるんだけど
それは彼が信用に値しないのではなくて
私にとっての
それは
自分を消すことだったんだなって。
今までなんども
相手に合わせたらだめ！
と
このブログでも書いていたのに
なんでそれを選んだのか
よほど
心が弱くなっていたとしか思えません。
PDグランプリカップ愛知のあの時
初めてゾーンていうのがあるとしたら
もしかしてこれかも？
と思える感覚があって
あの時考えていたことは
全然違ってた。
【感情が入り込む隙もないくらい
フィジカルに集中する】
今
思い出した（あちゃー）
私がノリノリになると
ドンドン良くなるのがうちのパターン。
昨日も私は
力を出してないわけじゃなかったけど
もしかしたら
半ば病人みたいなパートナーと
踊っていたのかもしれないね…。
兎にも角にも
気持ちで負けていたんです。
あーあ。
蓋を開けたら
1チェック差。
なんだ…
なんだ…
なにをそんなに怖がってたんだろうねえ。
（まあ全部後付けですけどね）
いつもは
どんなに踊れなかった時でも
ちゃんと動画を見て
いろいろ検証したりするんですが
昨日の動画は
まだ見ることができません…
思いのほか
心が痛くって
思いのほか？
いや
やっぱりだった
これが怖くて仕方がなかった。
でも
こうなるなら
がむしゃらにやっとけばよかった。
チクショー‼️
私のバカ！
だいぶ
上向いてきました（笑）
今年
あと1試合
沖縄で初のPD競技会が
12月8日に開催されます。
仲良しの
金城組の故郷で
彼達の思いも受け
喜んで参戦させていただきます。
金城組といえば
決勝見終わって
控え室に戻ったら
あのりえちゃんが
なんと
なんと！
『あーん。悔しいー。
ずっと頑張ってきたのに悔しかったよねー』
泣きながら抱きついてきて
いっつも塩対応で
ツンデレで
クールビューティな彼女が
私のために大泣きしてる
心の底からびっくりして
悲しいのも飛んでいきました（笑）
彼女には
引退のこと
ちょっと話していたので
影で励まし続けてくれていたのに
泣かせてごめんね。
でも
嬉しかった。
ありがと。
と
そんな金城組の故郷で
今年最後の試合です。
良かった。
昨日で終わりじゃなくて。
私達は沖縄で
もう一度コンペティターとしてのあり方を
取り戻してきます。
そして
来年もまた
チャレンジャーとして
出直したいと思います！
よし。
まだできる。
ここに書いてよかったー‼️
と
そういうわけで
来年も
現役選手として
今までどおり
ひとつでも上に行けるよう
努力していきたいと思いますので
みなさん
引き続き
温かいご支援とご指導
よろしくお願い致します。
では
（高橋の気持ちは置いてけぼりだけど
多分大丈夫！だよね？）（笑）
